一般社団法人 公共建築協会は、公共建築に関する調査や研究その他事業を行うことにより公共建築等の事業の合理化と能率化に寄与するとともに、公共建築物の建築等に携わる技術者の技術水準及び地位の向上を図ることを目的としております。こ の目的の達成のため公共建築に関する調査研究や情報提供、建築材料や設備機材等の品質性能評価、研修会、講習会、研究会の開催、技術図書の発行等様々な 事業を行い、会員はもとより官公庁等の公共建築物にかかわる事業の発展のため、また、広く我が国建築界のためにも貢献できるよう努力を重ねてまいりまし た。当研究所は、公共建築協会に課せられた責務をはたすために新しい技術に関する知見の収集等、時代の求める課題をとらえて的確に対応する よう建築の省エネルギーや防災に関する研究を進めております。更に、目先の業務に関する課題に限らず、広い視野を持ち将来を見通した政策につながる課題を も意識しつつ研究を進めることといたします。
なお今回は、新型コロナウイルス感染症が拡大する中、建物の利用者の立場に立った助言を求める要望が相次いで寄せられたことから、2020年12月11日(金)に「新型コロナウイルス(COVID-19)等感染症に対する空調換気の現状・課題と医療施設最前線」をテーマにしたウェブシンポジウムを開催し、課題や対応策を共有するとともに、今後の方向性を考察しました。
公共建築研究所に対するご理解とご支援をどうぞよろしくお願い致します。
公共建築研究所 所長 時田 繁