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所在地 | 広島市南区出汐二丁目4番65号 |
主要用途 | 警察署 |
発注 | 広島県土木建築局営繕課 |
設計 | 大旗連合建築設計株式会社 吉田豊建築設計事務所 |
監理 | 広島県土木建築局営繕課 |
工事 | 建築:大之木建設株式会社、株式会社共立、中電工業株式会社 電気設備:株式会社中電工 機械設備:ダン環境設備株式会社 昇降機設備:東芝エレベータ株式会社 |
概要 | 建築面積:約2,480㎡ 延べ面積:約8,300㎡ 構造:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造 階数:地上5階 敷地面積:約3,940㎡ |
総工事費 | 約2,900百万円 |
工期 | 令和3年10月~令和5年7月 |
施設の特徴
広島南警察署の設計は、テーマの一つを「警察機能を発揮させる機能的な施設づくり」として、機能的で合理的な敷地計画や、多重のセキュリティと秘匿性を保つ施設計画を実現しています。
また別テーマを「周辺環境と調和した魅力ある公共建築物としての施設づくり」として、敷地周囲に学校や住宅、被爆建物である旧広島陸軍被服支廠(令和6年1月19日重要文化財に指定)があるという住民の日常と歴史が混在した敷地環境に対して、適度な距離を設けることで、周囲に圧迫感を与えないよう配慮した計画としています。また、デザインは5層の壁面をバルコニーの帯で分節することで圧迫感を軽減し、親しみを感じる外観とし、北側の壁面は柔らかな曲面で構成することで、安心・安全のシンボルとしてのファサードをイメージしています。
なお、この設計は魅力ある公共建築物の創造のため、「参加資格のオープン化」、「建築関係団体との協定に基づく審査委員の選定」、「技術提案を重視した審査」、「公開ヒアリングなど審査過程の透明化」の4つの工夫を盛り込んだ広島型建築プロポーザルにより、設計者を選定しました。