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青谷かみじち史跡公園展示ガイダンス施設
施設概要
施設名称 | 青谷かみじち史跡公園展示ガイダンス施設 |
所在地 | 鳥取県鳥取市青谷町吉川ほか |
発注者 | 鳥取県 |
用途 | 展示施設 |
敷地面積 | 81,138.84㎡ |
構造/延べ面積 | 【重要文化財棟】
RC造3階建て/1,367.37㎡ 木造平屋建て/72.00㎡ 木造平家建て/15.01㎡×2棟 |
設計 | (仮称)青谷かみじち史跡公園展示ガイダンス施設他新築工事に係る基本・実施設計業務 白兎・山下・塚田特定設計業務共同企業体 |
工事監理 | (仮称)青谷かみじち史跡公園展示ガイダンス施設他新築工事に係る基本・実施設計業務 白兎・山下・塚田特定設計業務共同企業体/鳥取県 |
施工 | 【重要文化財棟・建築】大和・懸樋特定建設工事共同企業体 【ガイダンス棟・建築】ジューケン・原田特定建設工事共同企業体 【便益施設等・建築】(株)ジューケン 【電気設備工事】山口電業(株) 【機械設備工事】西日本環境・サンユー技研特定建設工事共同企業体 【ガス消火設備工事】松谷ポンプ(株) 【昇降機設備工事】日本エレベータ製造(株)広島出張所 【外構工事】(株)創美 |
工期 | 【重要文化財棟・建築】令和3年10月30日~令和5年1月31日 【ガイダンス棟・建築】令和3年11月5日~令和5年1月31日 【便益施設等・建築】令和4年8月27日~令和5年3月15日 【電気設備工事】令和3年10月29日~令和5年3月15日 【機械設備工事】令和3年10月27日~令和5年3月15日 【ガス消火設備工事】令和3年10月26日~令和5年1月31日 【昇降機設備工事】令和3年10月27日~令和5年1月31日 【外構工事】令和4年9月8日~令和5年5月12日 |
本施設の概要
国史跡青谷上寺地遺跡(鳥取市青谷町)のガイダンス及び出土遺物等の収蔵展示を目的として、史跡隣接地に展示ガイダンス施設整備を行い、令和5年3月にほぼすべての施設整備が完了した。(史跡公園整備工事は継続中)
この展示ガイダンス施設は史跡公園の入り口としての役割を担い、遺跡の学習・体験活動の拠点機能と、重要文化財を収納・展示する公開機能が求められたことから、設計に当たってはそれぞれの性能・機能を最適化するため別棟により計画することとした。
重要文化財棟は、重要文化財を展示・収蔵する施設であることから、文化庁が定める「文化財公開施設の計画に関する指針」に適合させるため、構造をRC造とし、浸水害を考慮して収蔵庫、展示室、機械室の床高さを決定した。
ガイダンス棟は、遺跡のガイダンス展示室、体験学習室と多目的デッキで構成し、耐力壁にはCLTを活用した。
独立する2つの建物の間には、各棟を渡廊下で接続することにより回遊性を確保。屋外活動スペースは史跡公園への視線の抜け道となることで、建物と史跡公園の視覚的な一体感が生まれるよう配慮したものとなっている。
青谷上寺地遺跡について
鳥取市中心部から約20㎞離れた青谷平野にある弥生時代の遺跡。弥生時代の暮らしに関わる多彩な品々が抜群の保存状態で出土したことから“地下の弥生博物館”と呼ばれる。弥生人の人骨や脳が出土したことでも有名。近年は、人骨や採取したDNAを基に当時の姿を再現した復顔像「青谷上寺朗(あおやかみじろう)」のそっくりさん募集を全国的に行ったことで話題になった。
遺跡は、平成10~13年度に国道青谷羽合道路(山陰道)と県道の建設に伴い大規模な発掘調査が行われ、弥生時代の重要遺跡として注目されるようになった。平成20年には遺跡が国史跡に、令和元年には出土品の一部が国の重要文化財に指定された。
※遺跡についての詳細はこちら→ https://www.pref.tottori.lg.jp/aoyakamijichi/