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施設名称 | 山口県立大学3号館 |
所在地 | 山口県山口市宮野下及び桜畠6丁目 地内 |
主要用途 | 大学 |
発注 | 山口県 |
設計・監理 | 基本・実施設計:(株)日本設計 九州支社 |
施工 | 〈建築工事〉安藤・間・協和建設工業・鴻城土建工業特定建設工事JV 〈電気設備工事〉日生電機・サンワ特定建設工事JV 〈機械設備工事〉ダイダン・小林設備・合田燃料機器特定建設工事JV 〈昇降機設備工事〉日本オーチス・エレベータ(株) 中国支店 |
概要 | 敷地面積:221,963.48㎡ 建築面積: 2,805.59㎡ 延べ面積: 10,713.67㎡ 構造:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄骨造 階数:地上5階/地下1階 最高高さ:26.30m |
施設内容 | 〈教室部分〉普通教室、実習・演習室、アトリエ、スタジオ、コンピューター室、ALS室、ALLL、研究室、共用研究室 他
〈共用部分〉エントランスホール、ラウンジ、トイレ、EVホール、連絡通路 他 〈管理部分〉開架閲覧室、閉架書庫、寺内文庫、郷土文学資料センター、学部長室、事務室、会議室 他 |
総工事費 | 約3,418百万円 |
工期 | 平成30年3月~令和2年3月 |
施設の概要、設計コンセプト等
山口県立大学の現在の校舎は、昭和40年代後半に建設されたものであり、施設の老朽化や狭隘、建物の耐震性の問題から、現在整備中の国道9号北側の敷地に順次移転を進める計画となっている。
今回の施設整備は、全体計画の第2期工事のうち、第1段階として整備を行った栄養学科棟及び学部共通棟(平成28年度竣工)に次ぐ第2段階として、図書館・社会福祉学部・国際文化学部の3つの用途で構成される3号館の新築を行ったものである。
全学の中で最大の規模を持つ校舎のため、各校舎の中心に位置するキャンパスモールに対して圧迫感を与えないよう、緩やかな曲線とガラスを多用し、自然との調和、既存校舎との調和を図り、また、地域に開かれた大学の印象を持つ外観計画とした。
平面計画においては、図書館、社会福祉学部、国際文化学部の3つの用途をフロアごとに分けてゾーニングし、図書館はキャンパスモールの中央側に設けることで、他の校舎からのアクセシビリティを高める計画とした。
内部空間は「教室と学生の垣根の低い大学」・「見る・見られる関係」をテーマに、教室等の形状は従来型の箱型以外に、曲線とガラスを多用し、一体感や親近感を感じ、積極的に学習できる空間となるよう計画した。