海上保安大学校国際交流センター

施設概要

宿泊研修棟南東面全景

煉瓦ホール棟外観

煉瓦ひろば

1階煉瓦ホール棟外壁・教室B

教室A

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施設名称 海上保安大学校国際交流センター
設計 (株)宮本忠長建築設計事務所
監理 (株)綜企画設計
施工 建築:大之木建設(株)
電気:住友電設(株)
機械:川崎設備工業(株)
EV:三菱電機(株)
概要 所在地 広島県呉市若葉町5-1

延床面積

  • 宿泊研修棟:約2,000㎡
  • 国際講義棟:約150㎡
  • 煉瓦ホール棟:約300㎡(既存)+約10㎡(増築)

 

構造・規模

  • 宿泊研修棟:鉄筋コンクリート造、地上6階建(一部鉄骨造、平屋建)
  • 国際講義棟:木造、平屋建
  • 煉瓦ホール棟:鉄骨造、平屋建
工期 平成30年9月~令和2年2月

事業概要
海上保安庁の幹部職員を養成する海上保安大学校に、新たに国際交流の拠点となる「国際交流センター」として、歴史的建築物である煉瓦ホール棟と一体的に宿泊研修棟・国際講義棟を整備しました。

設計趣旨
●「学び」と「交流」の中心となる場所の創出
敷地内の主要な動線上に計画することで、様々な方向から人が集まり、周辺施設と連携する配置計画としています。また、憩いの場として宿泊研修棟と煉瓦ホール棟との間に煉瓦ひろばを設置することで、学生たちの交流の場を形成しています。

●歴史的背景の継承と周辺環境に調和する建築
既存の煉瓦ホール棟には、国際交流センターのエントランス機能を持たせるほか、煉瓦の外壁を研修空間と一体化させることにより歴史を身近に感じる空間としています。
また、宿泊研修棟には、寮室のバルコニーの一部に煉瓦透かし積みを採用して施設全体の統一感を生み出すようにしています。

●気候風土に合わせた施設整備
宿泊研修棟の居室を日当たりの良い南面配置とし、自然通風を効果的に取り入れた空間としています。また、国際講義棟は、静かな環境で講義が行えるように施設を独立させ、日本らしさの一端が感じられる木造建築としています。