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施設名称 | 岡山市鹿田認定こども園 |
発注 | 岡山市 |
設計・工事監理 | (株)猪子建築事務所 |
施工 | 建築工事 (株)重藤組・河野建設(株)JV 機械設備工事 (株)蜂谷開発 電気設備工事 (株)ムラオ電設 |
概要 | 所在地 岡山市北区大供表町356-14 用途 認定こども園(岡山市鹿田認定こども園) 敷地面積 2708.26㎡ 階数 地上3階 構造 鉄骨造 建築面積 1286.11㎡ 延べ面積 2529.47㎡ |
工期 | 平成30年9月~令和2年3月 |
設計コンセプト
建物中心部付近で外装を変え北側の3層と南側の2層の箱が融合する形態を形成し、幼稚園と保育園の2つの機能を併せ持った施設のイメージを表現した。
通園路の西側道路が狭い為、建物を後退させ敷地を公開空地とすることで歩行者通路を確保すると共に3階の遊戯室部分について周囲の景色が映り込むガラスの箱とし、開放的で圧迫感のない建物を構成している。
園門周りは通園が楽しくなるような明るい色彩にすると共に、日本の伝統的な色やテクスチャー、木調の仕上材を使用し安らぎを感じさせる空間を演出した。子供の目線で外部が見渡せるよう廊下部分の窓をランダムに配置し、外部からも中の様子がうかがえる開放的な空間を構築。園庭側は園児が集まれば洋服などカラフルな彩となるため、近隣から眺望・街並みとの調和を意識し、落ち着いた色彩を採用している。
室内空間・ゾーニング
通園時の混雑を緩和する為、3方向の動線で建物へのアプローチを行う。
1~2階を保育室・管理部門とし、3階は狭い園庭を補填する屋上広場に連続する遊戯室を配置し、遊び・集いの場を構築している。
単なる施設ではなく子供たちの生活の場として、成長・発達など子育て支援の拠点として位置づけ、遊戯室の室内建具を全て開放し一体の空間を形成する構造とし、発表会・式典等はもとより、保護者をはじめ地域の皆様や関係者が交流できる空間を意図した。