その6 外務省編

2015/07/10

今月は、外務省をジャランジャランしてみました。

まずは、トップページに入りました。クローズアップを見ますと安倍総理のG7エルマウ・サミット出席が出ていまして、やはり、外交活動における総理大臣の重要性を、認識した次第です。

さて、どこを見れば、外務省のことを歓談に理解できるかな、と思いながらトップページを眺めていますと、左側に、キッズ外務省、という箱がありましたので、クリック。動画が簡単か、と思い、お知らせの箱の中から、動画「見たい!聞きたい!外務省」 をクリックしてみました。パート1からパート3までありました。役割編、本省編、在外公館編と分けられていましたが、特に、本省編と在外公館編は、建物のカテゴリー単位で、仕事をくくって紹介しているのが、建築関係者にとっては、興味深いし、そういうわけ方で説明するのが解りやすい、という判断があって、こうなっているのかな、と思いました。実際、デスクワークと、デスクのある拠点から現場や協議の場にいく、というような活動をイメージすると、デスクワークをする拠点での仕事を紹介することで、おのずと、全体的な説明につながるのかな、とも思いました。また、結構、敷居の高そうな外務省ですが、そこで働く方々が、気さくな感じで、説明していて、とっても、好感のもてるものに仕上がっています。外国で暮らす、というと、なぜか、羨ましい感じをもつ人もいるのかも、しれませんが、外交の場で、日頃から、信頼関係を作るために身を削るような努力をし、日本が相手国を理解すること、また、日本のことを相手国の方々に理解してもらうこと、当然ながら、多様性のある考え方の中で、主義主張はあっても相互理解を構築していくんだ、と努力されている姿勢に感動を覚えました。また、キッズ外交官検定、というようなページも用意されていて、思った以上に、楽しく、親近感のもてるものでした。

外交政策をクリックし、海外広報をさらにクリック。そこで、注目しましたのが、「ジャパン・ハウス」の取り組みです。平成27年度から開始のようです。現時点での業務概要を見てみました。戦略的対外発信の強化という考え方のもと、実行されるようです。上記のキッズ外務省の中での在外公館の業務を説明されている中で、在外公館にそうした情報発信機能があるように説明されていましたが、やはり、そうした業務に特化した部門を育てないとうまくいかない、ということでしょう。それに、在外公館のセキュリティーを考慮すると、常に、自由に人が入れる場所をつくりにくい、といった制約も、あらたに作る、ということにつながったようです。ここでは、日本、という、ばくっとしたイメージだけではなく、地方の多様な文化の発信も意識されているようで、地方の誇りである伝統工芸や食文化、無形文化など、外国の方々に知ってもらうことで、日本への理解や、地方発のビジネスチャンスにつながるような海外アンテナショップ的な役割もあるのが、非常に興味深いところです。都市間の姉妹都市提携などを行っても、なかなか、常設のアンテナショップみたいなところまでいっているのは、見たことがないので、政府の支援で、もっと、いろんな国にも、広がってもらいたい、と思います。臨時イベントだけでは、なかなか広まらないけども、こういう取り組みにより、実際に見て、さわって、食べてみてもらえば、口コミによる広がり、それを聞きつけた人が、また、試してみる、というような循環になると期待するところです。

それから、私自身、ODAの枠組みの中で、フィリピン、インドネシアと派遣されていた時期があるだけに、ODAの予算にも、関心のあるところです。もう一度、平成27年度予算をみてみますと、重点項目の中に、ODAの積極的・戦略的活用のページがありました。金額的に大きいのが、インフラシステム輸出支援、MDGs達成支援・ポスト2015年開発アジェンタ対応支援、環境問題・気候変動対策などです。どの項目をとっても、世界の抱える重要な課題解決のために活用される予算だと思います。他省庁や地方公共団体、様々な専門家、学校、民間企業などとの連携も必要になってくると思います。大変な仕事だと思いますが、日本のため、世界のために、がんばってほしい、と期待するところです。

 

 

注)ここでの考え方等につきましては、筆者個人によるもので、公共建築協会とは、関係ありません。