第三回国連防災会議ネットでウォッチング

2018/01/23

(20150322更新)

採択された仙台フレームワークです。
2015年から2030年までの、活動計画が記述されています。

仙台宣言です。

参加者人数も発表されています。

final press conferenceの様子です。

 

 

(20150316更新)

仙台で使われるビデオとして、紹介されていました。東京大学でおこなれた会議とのことです。

個別のプレゼンテーションの様子がアップロードされていました。

仙台メディアテークの様子が、youtubeにアップロードされていました。

台風被害にあったフィリピン代表のスピーチです。

 

(20150315更新)

様々な国の方が、スピーチしています。

災害の多発するインドネシアのユスフカラー副大統領です。

水害があったタイの首相です。

安倍総理の歓迎の言葉です。

 

UN Secretary Generalの記者会見です。
これを見ますと、日本の、災害への対応を評価しています。

 

ここのページの右下から web TV で、ライブ情報が、得られます。
ここです。

 

安倍総理の40億ドルの表明は、すごい金額です。

 

会議の目的などが、わかりやすく説明されたニュースもアップされています。

 

youtube による会議前のアナウンスもuploadされていました。
若い人たちや、途上国でも、インターネット情報の取得にyoutubeが、相当、広まって、
活用されているということだと思います。

 

 

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第3回国連世界防災会議をネットでウォッチング

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今年2015年は、仙台で、第3回国連世界防災会議が、3月14日から18日まで開催されます。

私自身は、参加することができませんが、インターネット情報だけで、かなりの情報をとることができます。

そこで、不定期ではありますが、関連するホームページを見て、関心あることをレポートしたいと思います。

私は、国土交通省のメルマガを購読していますが、その中に、この会議にかかるページを開設しました、という案内がありました。ここが、そのページでした。

国交省関連のシンポジウムなどのイベントが出ています。内容の説明が詳しく出ているので、ここに掲載されているものにかかる概要をしるには、ここがいいと思います。

なお、全体を見るには、国連のホームページから、ハンドブックにいってみると、タイトル的なものが見えるので、そちらも参照するのがいいと思います。

内容をみてみますと、今回の会議が、兵庫フレームワークで定められた2015年までのアクションプランのその後、ということですので、兵庫フレームワークのお勉強も、必要になります。

私は、2008年1月から2014年7月まで、インドネシアで、ノンエンジニアドハウスの耐震性向上のため、それらの建物の構造基準の改善・普及、建築行政のcapacity developmentに携わっていまして、その活動は、日インドネシアの防災に関する共同委員会の報告書をベースに行われたものですが、協力内容は、兵庫フレームワークとも整合がとれたものであったと思います。

正直申しまして、なかなか、兵庫フレームワークに書かれているように、それぞれのアクションが順調にいくものではなく、インドネシアの場合、すでに整備されている技術基準や建築行政の運用実態は、ある意味、その国の水準にあったものとなっており、その改善のためには、全体的な底上げをする必要があり、ある部分だけを改善・向上させる、というのは、難しい、と実感しました。今回の会議で、2015年以降にかかる、同様の名前とすれば、仙台フレームワーク・アクションプランというようなものが、採択されるのだろうと思いますが、様々な段階にある途上国に対する支援については、「個々の国の現行の法制度・技術基準、発災時の行動特性等に配慮した」というような文言が入ることを期待したりしております。

プログラムについては、国連のハンドブックの12pと13pにあります。

ここで、興味深いのは、14日ですと、main hallで17時から開催される安全な学校。インドネシアの場合、学校施設の耐震性は、決していいとは思えません。 過去にテディブーン氏などの協力のもと、国連が技術基準を出しましたが、そうした基準の適用が、まだまだ、という感じで、今後、さらなる展開を期待するところです。

15日ですと、exhibition hallで12時から行われるearth observations and high technology to reduce risks. これについては、先進国の地球のモニタリング技術が向上し、特に、衛星からの観測技術などが向上している状況の中で、全世界のデータを解析し、情報を提供する仕組みが開発されるだけで、大きな進展がある分野ではないか、と思っております。つまり、途上国自身が、個別に大きな費用をかけなくても、必要な情報をもらえたり、それ自身が、グローバルに展開している民間企業にもメリットになるのではないか、と思います。ただ、内容的にどのような議論になるのかは、わからないのですが。

16日には、main hallで12時から行われるfinancial systemのところです。インドネシアなどで、地震が発生すると、決まって支出される災害補助金のようなシステムもあれば、国費全体の予算枠の中で、予防的に活用するという考え方もあるでしょうし、政策決定者のレベルで、いろんな考え方を議論してほしい分野です。

17日には、hagi hallで、建築にかかる話題が展開されるようです。これまでの業務経験と大きくかぶる部分で、実に興味深いところです。

また、study tourの案内が、19pに出ています。防災産業の展示会が行われるようですが、まだ、具体的な出展者までは公表されていないようです。

(20150217)