BEMSについて、いろいろと話を伺いました。

2018/01/23

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BEMSについて、いろいろと話を伺いました

2015年1月28日

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東京ビッグサイトでのENEX 2015に行きまして、BEMSのことについて、いろいろと聞いてみました。

 

そもそも、BEMSというのは、Building Energy Management Systemの略ですが、ネット検索をしてみると、省エネのためのシステム、というようなことも、書かれています。

ただ、ここで、少し正確にいったほうがいいと思いますが、通常、建物に組み込まれているBEMSは、省エネを図っていくために、必要な情報を収集するシステム、といったほうがいいと思います。

さまざまなエネルギー、さまざまな建物部分でのエネルギーをモニターし、れらのデータを分析し、いろいろなことを考え、省エネのアイデアにつなげていく、というものではないか、と思います。

そういう中で、どのようなデータを吸い上げれば、省エネのアイデアにつなげていくことができるのか、というものです。

最初に聞いたのは、BEMSによるモニター箇所を決定する基準があるのか、というものでした。回答としては、個別の建物によって、個別に判断される、ということでした。当然ですが、監視点数をあげれば、みんなコストに跳ね返ってくるので、とにかく、つければいい、というものではないことは、明らかでしょう。それをしつこく聞いていましたら、個別に判断する場合も、安全に使うという視点から、危険性の高い機器の異常の発見につながる部分の監視がある、というものでした。また、監視かることによって、コストがかかるので、監視することにより、省エネへの道が開けてくるような部分で、どの程度、下がる可能性がある、というような部分につける、という話がありました。

それ以上は、なかなか、説明員の方々も、具体的な事例がすぐにはイメージできないようでした。ネット検索でみてみると、こんなページ(http://www.systemsgreen.jp/bems-energy-saving-solutions)がありまして、具体的な省エネ事例がありました。この中で、ビルマルチエアコン室外機省エネ制御、について、調べてみますと、ダイキンさんのページがヒットしました。これを勉強してみますと、外部からの負荷、内部の負荷を監視し、それに応じて、通常の温度センサーによる自動制御以上に細かく、負荷とエネルギー提供のマッチングを細かくやっていくことによって、省エネにつなげていく、と理解できるように思います。

今まで、理解が不十分だったのは、空調機器、照明関係など、個々のデータをとって、個々に判断していく、という勝手な思い込みがありましたが、どうも、そうではなくて、建物からあがってくるデータで、たとえば、照明器具のオンオフデータや、人感センサーによる在室者の把握、将来的な技術により、カメラによる人数の把握、手元照明のようにコンセントからとっている照明器具による熱負荷、さらには、サーモカメラによる室内の温度分布から、現在熱の状況とそれに対して必要となるエネルギー供給量を算定しながら、運転の最適化を図っていくというようなことにもなるかもしれないな、と思った次第です。

なお、現在の技術で、空調機器の最適運転のための、コストパフォーマンスを考えた上での監視点数・監視事項について、もう少し、お勉強してみないといけないな、と思いました。